道路建設産業労働組合協議会

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地域交流会(2012西日本)

地協のない地域の意見交換会(2012 西日本)

2012年10月24日から26日にかけて、四国・高松、中国・広島、九州・福岡にて恒例の地協のない地域の意見交換会を開催しました。

議題は、土曜閉所に向けた取り組み、新入社員の配属、地域協議会の改革、についてが主なものでした。

土曜閉所に向けた取り組みにおいては、9月に道建協さんが発表した「道路建設業界における人材確保に関する基本方針」とそれに基づく平成24年度の人材確保等に関する取り組みの中で、第2土曜日を閉所、日曜日を完全閉所にするという目標をたてていることと、11月を特に事業所労働環境改善月間と定めて更なる注力をすることが明記されていることから、道建労協がもう10年以上もかけて展開してきた土曜閉所運動が、ようやく業界全体、労使一体の動きとなる、大きな一歩を踏み出したと言えることを組合員の皆さんにも感じてもらい、そうした追い風のなかで、自分たちが出来ることからやってもらおう、という意識高揚を狙いました。

ただ、プラントにおいては、アンケート結果でもわかる通り既にある程度交代制で休みを確保できている、つまり土曜日は店を開けていることが前提となっているため、この部分のアプローチをどうしていくのか、という問題があります。日合協さんが閉所に消極的なのもこの部分です。得意先に向け発信をしていくことが必要となりますが、では誰がそこで旗振りをするのか。これにはいろいろな面からのアプローチがあり、道建労協本部でも検討しているところではあります。しかしながら香川県の例(第2第4土曜日と日曜日は原則出荷しない)を考えれば、出来る地域も出てきて当然です。

その一方で本部ではピンポイントで日程を決めてしまえば、その方が現地は取り組みやすいのではないか、ということから統一閉所日の検討をしており、そのことも今回の意見交換会で反応を見ようとしていました。結果は概ね統一した方が取り組みやすいということでした。

新入社員の配属に関連して、最近は土木科、土木学科というコースが減少し、あっても名称が変わってしまい「土木」を感じさせる言葉は見当たらなくなってきました。相対的な学生も減り、建設業界を目指す学生も減り、実際の入職者も減り、各社の新入社員もそれほど多く採用している訳ではない状況において、どうやって学生の目を、若い人たちの目をこちらに向けてもらうのか。労働組合として出来ることを探っています。

地協の改革については、もはや人材不足や後継者の問題など、地協が定期総会をやるほどの組織力を持たない、各単組の皆さんにとってどちらかと言えば負担となっている面があり、すこし組織として緩める方向にしようかと、それに伴い地協の無い地域においても連絡会的なものによって横のつながりを保っていこうという組織の立ち上げを本部で検討し始めました。そこで、意見交換会の場でもその反応でやれるか、続けられるかの判断をしようと考えていました。結果として、四国・中国・九州ともに賛同いただけた?と捉えております。もう忘年会の日程も決めたというところもあります。継続可能な形で横の繋がりを確保し、意見交換等の場を設けていけるように本部もバックアップしていきます。

最後に、意見交換会に出席して下さった各単組の組合役員、組合員の皆様、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

<四国地区交流会 参加者>

大林道路職組:尾崎さん、齋藤さん     大成ロテック社組:渡部さん、川西さん 

NIPPO労組:藤崎さん、嶋内さん、北岡さん    前田道路労組:彌永さん、清田さん、廣兼さん、森下さん

三井住建道路労組:岡さん、河野さん

 

<中国地区交流会 参加者>

大林道路職組:井手さん、田中さん     大成ロテック社組:石橋さん、辰さん 

NIPPO労組:丸下さん、山口さん、土本さん、山田さん、奥田さん   フジタ道路職組:西坂さん、千崎さん

前田道路労組:高橋さん、佐川さん、樋口さん

 

<九州地区交流会 参加者>

大林道路職組:畑さん、土井さん、城島さん、大原さん、金丸さん    大成ロテック社組:江島さん、野家さん

NIPPO労組:大畑さん、藤井さん、田中さん     前田道路労組:益尾さん、伊藤さん

 

皆様、ご参加下さいましてありがとうございました。今後は地区連絡会的なものとして独自の活動を少しずつでも継続的に出来るよう、ご協力をお願い申し上げます。